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拉致問題とは
拉致問題とは、現代の日本では、主に北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)による日本人の拉致問題を指します。
拉致問題の概要は、「1970〜80年代にかけて、北朝鮮の工作員などにより、多数の日本人が拉致された」といったものです。この拉致問題では、海外、しかも国交のない国に極秘裏に連れ去られてしまったことから、被害者たちの消息は長いことわかりませんでした。実際現在も、行方不明の被害者は多数に上ると見られています。
拉致問題に関しては、2008年3月末の時点で、日本政府が認定している拉致事案が12件(被害者は17名)。それに対し北朝鮮政府側は、このうちの13人の拉致を公式に認めており、5名が既に帰国済みです。しかし残り12名に関しては「8名死亡、4名は入境せず」とし、解決済みとの姿勢を貫いています。
拉致問題は、被害者やその家族にとって切実な問題であることは言うまでもありませんが、日本人としても到底容認できないことです。拉致問題に対する日本政府の今後の取り組みに注目していきたいところです。
●拉致問題はなぜ解決しないのか
拉致問題といえば、北朝鮮による日本人の拉致が真っ先に思い浮かびますが、この拉致問題、70年代から80年代にかけての事件であるのに、なぜいまだに解決しないのでしょうか。
拉致問題がなかなか解決しない要因は一つだけではなく、いくつかが絡み合っていますが、その主なものは以下のとおりです。
・北朝鮮が拉致問題解決に対して全く積極的でない。
・国際的包囲網が、北朝鮮を拉致被害者を返還せざるを得ない状況に追い込むまでに至っていない。
・事件が発生してからかなりの時間が経過している。
拉致問題を解決するためには、被害者家族の努力だけでは全く力が及びません。日本政府の真剣な取り組みはもちろんですが、拉致被害を受けた他の国をはじめとする諸外国との足並みを揃えることも、拉致問題解決のための重要な要素と言えるでしょう。
●拉致問題と「家族会」
拉致問題の解決のためには、拉致被害者の家族個人だけの力では全く足りないのが現状。そのため、拉致問題の解決を目指す、様々な団体が結成されています。
このような諸団体の中でも、拉致問題に対して特に真剣な取り組みを見せているのが「北朝鮮による拉致被害者家族連絡会」、通称「家族会」。
この家族会は、文字通り、北朝鮮による拉致問題の被害者の家族・親族らによって結成された団体です。つまり家族会の構成員は、拉致問題の悲劇を誰よりも良く知っている人たちだということ。どの団体よりも拉致問題に対する関心・取り組みが熱心なのも、当然と言えるでしょう。
家族会の目的は、当然のことながら、拉致被害者の全員帰国。2007年に代表が横田滋氏から飯塚繁雄氏に交代した後も、必死の活動を続けています。
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